東京での新生活を始めた僕ら。楽天から届いた家具を次から次へと組み立てていくうちに、だんだんと人の住む部屋らしくなってきたのですが、引っ越し前からこれだけは手作りしようと決めていたものがありました。
それはベッドフレーム。
前の記事でも書きましたが、ベッドというものは結構高い!
クイーンサイズともなると、フレームも安いものでも4,5万から高いものでは数十万までと結構な費用が掛かります。
探せばもう少し安いものも見つかるのですが、サントスは安価なベッドフレームに不安がありました。
なぜなら、サントスがリフォーム関係の仕事で見た、多くの〇トリやイケ〇のベッドフレーム、弱いものが多かったです。接合部がダメになって建付けがぐらぐらになったり、面材がはがれてみすぼらしくなってしまう物もありました(もちろん使い方にもよるのだと思いますが)。
ぼくら自身も比較的重め…
だったら、いっそのこと自分で作ってしまえば安く上がるのでは?
そう考えてネットなどを検索しながら、シンプルなベッドをDIYすることにしました。
クィーンサイズのベッドフレームの設計を考える
こだわったのは、加工の手間が少なくなること。
1戸建てで庭があれば多少の加工は問題ないのですが、わが家は賃貸の集合住宅。丸鋸などでカットを行うと、音がうるさかったり、おがくずが出たりといった問題が生じます。
それで今回は、ワンバイ材やツーバイ材という縦横の規格が決まった木材をホームセンターで購入し、ホームセンターのカットサービスを利用して、できれば自分ではカットを行わずに組み立てられるよう計算しました。
ビスでバンバン打ち付けたらもっと簡単にできるのですが、引っ越しの時に分解できるように、ベッド用金具を使って組み立てるよう考えてみました。
部屋を少しでも広く使うため、頭の部分にヘッドボードや棚などはつけない、シンプルなフレームです。
では、これからベッド作成に必要な道具と材料を公開します!
ベッドフレーム作成に必要な道具
必ず必要なもの
・インパクトドライバー
ビスの打ち込みに必要。ホームセンターで1日いくらかでレンタルもしてくれます。
おすすめはこのドライバー
・メジャー
基本的な材料カットはホームセンターでやってもらえますが、センターを出したりするのに使います。
おすすめはこのメジャー
・木工ドリル 10.5mm
ベッド用金具のボルト受けの下穴用
あった方が良いもの
・丸のこ または のこぎり
もしサイズ調整が必要な場合はあった方が良いかも。今回は結局使わずに済みました。
・鉛筆
木にしるしをつけるのには、ボールペンより鉛筆があった方が良いです。
・キリ または ビスの半分くらいの太さの木工用ドリル
ビス打ち時に割れてしまうことがあるので、下穴をあけるのが無難です。
クイーンサイズフレームに必要な材料
・材木(ホームセンターのカットサービスを利用して加工。配送サービスやレンタルトラックサービスを利用して運搬)
2×8材 2026mm×2本 1600mm×2本 (フレームの骨格用)
1×6材 1829mm×2本 1948mm×1本 150mm×4本 (フレームにすのこを乗せる用)
1×4材 1568mm×12本 970mm×4本 (すのこ用)
・ビス
半ねじビス 51mm・36mm
木ビス20mm(L字金具固定用)
・L字金具×4個 (真ん中に渡す板の固定用)
・ベッド用金具 1式
おすすめはこの金具
つくりかた
①すのこを作る
1×4材 1568mmを横に6本 その上に970mmを縦に2本並べ、ビスで固定する これを2セット作ります。
幅をそろえないとフレームに収まらないので注意! 横木の間隔は厳密にそろえなくてもOK。
木が割れてしまう場合は、木工用ドリルやキリなどで、ビスよりも細い下穴を開けてください。
②フレームにL字金具を取り付ける
2×8材 2026mm(縦)と1600mmを直角に並べ、ベッド用金具の取り付け用の穴の位置を決める
(ツーバイ材は38mmと幅があって自立するので、支えてもらわなくても大丈夫でした)
10.5mmのドリルで穴を開ける
ボルト受けの深さを測っておいて、マスキングテープでドリルに目印をつけておくとやりやすいです
ボルト受けを埋め込み、金具を付けて仮止めする
その時、枠の下になる方に傷防止用のシートを貼ると安心です
③フレームの内側に、すのこを乗せるための材木を固定する
1×6材 1829mm 高さを床に合わせてビスで打って固定
1×6材 1948mm センターを出して、L字金具を使って固定
④フレームの真ん中に、補強用の板を縦にわたす
1×6材 1948mm×1本
⑤すのこを乗せて様子を見て、大丈夫ならベッド用金具を本締めして固定する
➅完成
すのこの下にはめったに使わない客用の布団を入れて、収納スペースの節約にしています。
セミシングルサイズ(80cm)のマットレス2つを乗せてちょうどぴったりです。
まとめ 製作後記と製作費
最初はいろいろと戸惑うこともありましたが、組み立て自体は3時間くらいでできました。
製作費
材木・ビス・金具合わせて約16000円程度(工具やドリルは手持ちの物を使いました。)
少し隙間ができてしまいましたが、がたつきもなく快適に使えています。
ポイントはカットをミリ単位で正しく指定する事。3ミリ程度の誤差は生じるかもしれませんが、ホームセンターのスタッフもプロ、きっちりカットしてくれました。
Kopilaの感想
木のナチュラルな色合いにほっとします。
すのこベッドに、大柄な大人二人が寝て大丈夫だろうか?と思いましたが、余裕です。ぎしぎしと変な音がすることもなく、快適に寝れています。
ベッドフレームが安く上がった分、ベッドマットは少し良いものを買いました。
セミシングルサイズを二つです(2つ並べるとクィーンサイズになります)。このチョイスも良かったです。クィーンサイズのマットレスだと、中央に向かって少し体が動いてしまったかもしれませんが、しっかり寝姿勢をキープできています。
Santosh,ありがとう
おすすめはこちらのマット
・安すぎず高すぎず適正な値段
・上位種と同じバネを使った丈夫なポケットコイル使用
詳しくはこちらの記事で紹介しています
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